こんな当たり前のことが忘れられてしまうほど、時にスポーツは熱狂に包まれます。
でも、その熱狂は人生を丸ごと支えてくれないかもしれません。
アスリートの人生も競技人生だけではないのに。
「競技人生は人生の一部である」「生きる力が競技の力になる」「より良い人がより良いアスリートを創る」
私たち「Japan PDP」はこうした理念を持つ「Player Development Program(PDP)」と呼ばれるアスリートのサポートプログラムを運用し、アスリートがスポーツの中で最高のパフォーマンスを発揮すると同時に、人生全体を通して輝ける時間をより多く持てるように支えていきます。
ひとりの人間であるアスリートが、自分の人生にも熱狂できるように。
こんな当たり前のことが忘れられてしまうほど、時にスポーツは熱狂に包まれます。 でも、その熱狂は人生を丸ごと支えてくれないかもしれません。アスリートの人生も競技人生だけではないのに。「競技人生は人生の一部である」「生きる力が競技の力になる」「より良い人がより良いアスリートを創る」私たち「Japan PDP」はこうした理念を持つ「Player Development Program(PDP)」と呼ばれるアスリートのサポートプログラムを運用し、アスリートがスポーツの中で最高のパフォーマンスを発揮すると同時に、人生全体を通して輝ける時間をより多く持てるように支えていきます。ひとりの人間であるアスリートが、自分の人生にも熱狂できるように。
PDPは、アスリートを現役中から様々な角度でサポートする仕組みです。このプログラムは「アスリートもひとりの人間である」という観点から出発し、「競技人生は人生の一部である」「生きる力が競技の力になる」「より良い人がより良いアスリートを創る」という考えを理念としています。アスリートを単なる選手ではなく、人生を愉しみ、豊かに過ごすひとりの人間として包括的に支援するものです。PDPはヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドなどのスポーツチームで広く導入されており、その効果は、早期にキャリアトランジションについて取り組むアスリートほど現役選手としてのパフォーマンスの向上と競技歴が伸びることなどの好影響が海外の論文などで証明されています。※1 ※1 参考論文 https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/15325024.2018.1516916
PDMと呼ばれる担当者がアスリートと様々な形でコミュニケーションをとりながらサポートしていきます。個別面談やグループワークなど多様な形式でアスリートのニーズと効果的なアプローチを見出しながら、リレーションシップを第一に人生の伴走者として寄り添います。主な支援の項目として「キャリア教育」「財務管理」「メンタルサポート」などがありますが、総合的なアスリートの「ウェルビーイング」を重視し、その時、そのアスリートに必要な支援を行えるよう日々の関係性を構築していきます。
JapanPDPについて
Japan PDPの目的
サポートの主な6要素
Japan PDPは以下の6つの要素を軸に多方面からアスリートをサポートします。
心身の健康を安定的に確保する方法や怪我からの復帰など、
身体的精神的不安や課題に対しての支援
経済的な安定や将来に向けた準備など、
財務関連の不安や課題に対しての支援
周囲との信頼関係や良好な環境を構築する上での
不安や課題に対しての支援
引退後も含めた人生においてのキャリアを構築する上での
不安や課題に対しての支援
心理的安全性が保たれるコミュニティを形成するために
必要な課題に対しての支援
多様な体験や内省活動を通して自分をより
深く理解していくための支援
設立背景
(一社)Japan PDPは、2019年12月〜2020年1月に行われた日本ラグビーフットボール選手会における選手へのアンケート調査結果(※2)と多くの会員からのキャリア相談やそのサポートに関しての要望、メンタル面に関しての課題感や専門家についての情報などを求める声などから構想が始まりました。そこから次第に大きくなる選手のサポートプログラムの開発及び実装の必要性を受け、世界における先行事例としてのPDPの研究と日本仕様化に取り組むために2022年に設立されました。
設立と同時進行でニュージーランドでの視察、日本国内でのトライアル実施、論文発表(2022年度日本スポーツ産業学会・奨励賞受賞※3)、オーストラリアへの視察(※4)などを経てその知見を深め、2023年10月〜2024年3月ではPDMの養成プログラムを実施しています。
1987年8月6日生まれ、東京都調布市出身。慶應義塾大学法学部政治学科卒、ラグビー部在籍時に全国大学選手権準優勝。卒業後2010年博報堂入社、同年NECに転職しNECグリーンロケッツ東葛に加入。現在は横浜キヤノンイーグルスに所属するプロラグビー選手。2016年に日本ラグビーフットボール選手会を立ち上げ、副会長4年・会長2年を務める。会長退任後は(一社)JapanPDP/よわいはつよいプロジェクトなどを中心にアスリートが幸せに暮らすためにできること、スポーツの力を社会に還元していく仕組みの構築を目指してグラウンド内外で活動中。NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2022-2023 シーズンにてリーグ通算100キャップ達成(100試合出場)
1978年千葉県生まれ。学生時代はサッカー、ボクシングで活躍。2000-2014までプロ競輪選手として活動。引退後は、船橋整形外科病院船橋医療企画GMとして活動。2017年からトップリーグのラグビーチームのキャリアディレクターとして活動。2019年より(一社)日本ラグビーフットボール選手会と共同で活動を開始し、2020年からPDPプログラムの試験的運用に従事する。2022年12月にPDPプログラムの充実を図るために(一社)Japan PDPを設立し、LEAGUE ONE東京サントリーサンゴリアスPDM、Bリーグサンロッカーズ渋谷メンタルコーチとして活動中。
東京21法律事務所
Field-R法律事務所
代表あいさつ
アスリートが自らにとって良い「生き方」を自分で選び取ることをサポートするPDPは、支援者がアスリートに対して指導する、与えるというアプローチではなく、アスリートと寄り添いながら一緒に「気づいていく」ことを念頭に置いています。それは「ひとりの人間」として、成熟した関係性の中でお互いに発展を遂げていくことを目指しているからです。
アスリートが自身のパフォーマンスや引退後の生活、キャリアなどに悩み、違法行為などに関わるようなことがあれば、スポーツ界全体の損失ですし、何よりそのアスリートにとって大きな痛手となります。こうしたリスクを減らしていくためにも、PDPを通して現役生活を送っていく中で自分自身と向き合い、引退後のプランや競技以外の学びを積み重ねる時間が必要です。さらにこうした取り組みは現役中のパフォーマンスにも様々な好影響があることがすでにわかってきています。
私たちはこのプログラムがすべてのアスリートにとって大きな支えになると確信しています。しかしそこにとどまることなく、社会全般に生きるすべての人たちの人生を豊かにしていくことに寄与できるとも考えています。スポーツ業界全体の課題であるキャリア問題やメンタルヘルス、コンプライアンスなどに関わる問題をPDPを通して解決することで「働き方/生き方」そのものが激動している現代社会においてもインパクトを与え、次世代社会を生きる人たちの支えの一助になるよう私たちは活動していきます。